返還不要こそ本当の奨学金です

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大学に進学する人のために学費を支給する「奨学金」っていう制度はありますが、「借りる」っていうだけの話ですので、結局は借金とおんなじなんですよね。

そのため、上記の給付型奨学金みたいな「返還義務のない奨学金」こそが、本当の意味で奨学金と感じます。国や自治体としても、学生の将来を考えたら給付型を増やすべきですし、将来的な不安を取り除く目的で、学生も積極的に利用するほうがいいと思いますね。

ただ給付型の奨学金は、基本的に勉強やスポーツなどの面で「優秀な学生」だけが利用できるものなんですが、そこに若干のアンバランスさは少々感じます。

なにせ、優秀な学生はもれなく家庭環境に恵まれていることのほうが多いので、給付型奨学金なんか使わずとも学費が払えることが多いですし。

実際、親の収入と子供の学力は比例することが多いので、家庭環境に恵まれてない学生にこそ、給付型奨学金が必要だと感じるのに、こっちは優秀な学生は少なくなります。

でも、平等に支給したとこで、優秀じゃ無い学生に奨学金を給付しても仕方ないだろうっていう話になりますし、中々どうして解決が難しい問題なんじゃないでしょうか。

一番手っ取り早い解決策は学費を無料にすることですが、これって実現しようという動き自体はあるみたいですね。福祉国家であるフィンランドスウェーデンは、学費が無料の国として知られていますし、実現できたら奨学金っていうシステムもお役御免になりますね。

とはいえ、財源の事を考慮する必要はあるでしょうし、実際無料にするのはかなりの無理難題とも言われてます。なんとか次の元号中には無料化、もしくは無料化のめどが立てられるくらいまでは話が進展してほしいです。